準備。
前日のうちに東京入り。朝から公益財団法人あすのば事務所で、アンケート調査の検討委員会。あすのばが実施した新生活応援給付金を受給した1,500人の子どもたちがアンケート、ヒアリングに協力してくださった。届いた声を、社会にどう届けるのか。「わかりづらいということ」を、わかりやすく伝えられたら。終了後、11月にある学会の打合せ(悪巧み?)。虐待に関心が集まる中で、単なる児相・行政批判に終わらせず、私たちの事として捉えられるような発信にしたい。本当はそのまま東京滞在の予定が、急遽石巻にとんぼ返り。他職員とチューターが担当してくれているアウトリーチケースで、緊急の動きがあり、同行に。コンビニで合流、移動車内であらゆるリスク想定とゴール設定の確認。無事に終了し、事務所に一時帰還。翌朝にさらに東京にとんぼ返りするため、車で理事と仙台へ移動。2日間で、まさかの2往復はそろそろ体に堪えるお年頃ですね・・。(TVつけたら、イランが決勝点!W杯、落ち着いて観たい)
拠点型の活動に入るとき、車から降りて訪問先のお家のインターホンを押すとき、7年経ったいまでもドキドキする。移動中に色んな状況をシミュレーションする。最悪の想定もしつつ、終わった後の状態の想像もし、最中のやりとりや、動き、関係性の変容などなど、自分と相手を踏まえた場全体を映像としてシミュレーションしている。それは最早、ルーティンになりつつある。相手の反応を「先読み」したり、返してほしい反応を「期待」するのではなく、淡々と起こりうることを想像する。考える。出発点は、その日会うあの子が、どんな顔をしていて、その目からどう世界が見えているのか。自分を落ち着かせるためのお守りなのかもしれないし、あの子の人生に関わらせていただく上での、最低限のマナーという感覚もあるかもしれない。とにかく考える、想像する、思う。魔法使いでもなく、スーパーマンでもなく、スペシャルな支援者でもない自分にできることは、それしかないと思いながら。今日見れた笑顔が、来週どうなっているのか、また想像の日々が始まります。