NPO法人TEDIC/代表理事 門馬優

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集い。

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朝から東京へ移動(2日連続2回目)。参宮橋・オリンピックセンターで開催される「子どもの貧困対策2.0に向けて 法成立5周年・あすのば設立3周年のつどい 」の参加のために。「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立してから5年、これからの5年、もっと先を描くために何ができるのか。今回は「子どもの生活と声 1500 人アンケート」の検討委員として、この5年間を愚直に走り続けた学生のみんなと、委員の皆さんと登壇させていただきました。夕方から夜は懇親会、全国から終結した支援団体、NPO、研究者、たくさんの皆さんにエネルギーチャージしていただく。

 

パネルディスカッションで伝えきれなかったこともあるので、ちょこっと伝えたかったことのメモ。(結果自体は、今後あすのばのwebにアップされるとのこと)

 

・今回のアンケート結果は、子どもたちから、私たち社会に対する通知表。子どもたちからの評価を受け止めた上で、通知表を元に必要な補習や宿題に取り組まないといけない。私たちがつくってきた5年間(・・これまで)に対する成績表。

 

・給付金を受け取れた(申請できた)子どもたち、アンケートを回答できた(してくれた)子どもたちと考えるのであれば、1,500人とはいえほんの一部。今回「届かなかった(受け止められなかった)」子どもたちの声を、どう想像できるのか。

 

スマホ、おしゃれ、外食・・・今の子ども・若者にとっての「当たり前」は誰が、つくってきたのか。振袖、スーツ・・・「当たり前」がないと繋がれない、孤立する「当たり前」は誰がつくってきたのか。

 

・給付金を受け取った子どもたちからの声。この給付金のスタートは、子ども委員会の「ここに、いるよ。」キャンペーンから始まっている。全国にいる"子ども"たちに、「ここに、いるよ。」ということを募金と給付金を通じて、届けるというチャレンジ。「ここに、いるよ。」が何を起こしたのかは、課題分析とは別軸で丁寧に受け止めたい。

 

・「子どもの貧困」の当事者は誰なのか。5歳の女の子が亡くなった、あの事件の当事者は誰なのか。「わかろう」とすることが「分かろう」となり、「分ける」になっていないか。