NPO法人TEDIC/代表理事 門馬優

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日常。

前日の日帰り東京出張でガチガチになった体に鞭を打ち、朝から東松島市役所にご挨拶と打合せ行脚。健康推進課、学校教育課、子育て支援課と回らせていただき、新たに開設したセンターのご案内と周知のお願い、それと出張相談会の打合せ。石巻市と比べて、民間団体の支援の動きがゆるやかな東松島市にあって、打合せの度に「このケース、相談しようと思ってたんです!」「この子は対象になりませんか?」と圧倒されるくらいの質問攻め。センターの裏ミッションである「この地域に、必要なことを、地域でつくる」をやはり進めていかねばと。お昼にかけては教育事務所で保護者面談。地方では三世代同居のご家庭も多いが、世代的な感覚のギャップもあり、「不登校」への受容のハードルが高い場合が多いように感じる。そりゃ、親御さんだって、「まさか、うちの子が・・」と受け止めるまでに時間がかかる場合もあるのに、ましてやお爺ちゃんお婆ちゃんならと。ご家族もまるっと支えながら、本人が一歩目を踏み出せる距離や角度、場所を確認していく。午後からは職員会議・・・の途中にセンターの電話相談を受け(やや重めのケース)、出張で溜まった仕事を消化しつつ、今に至る。

 

日常の生活の営みの中で、自然に「支え」「支えられ」が生まれている、そんな当たり前があるといいなと思う(それ「しか」は、また息苦しいけど)。子ども食堂、学習支援、プレーパーク、色んな「意図的に」生まれた場の価値の尊さは受け止めつつも、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、GEO、ドンキ、TSUTAYA・・・そんな彼ら・彼女たちが日常で触れる世界(人)が、少しお節介になるだけで、変わるものは多い気もする。もちろん、そんな営みがあっても、「どうしても・・・」という存在は必要。その両輪をどのように分担し、相互に尊重しながら、歩んでいけるのか。昔を回顧しつつも、でも変わっていった今を受け止めつつ、これからをどう考えるのか。